📖 AI短編小説
ある日、私は外部委託した開発者、アキラから緊急のメッセージを受け取った。「データベースの認証情報を、どうやっても思い出せませんでした」と。
私は深いため息をつき、これまでの経験から「設定ファイルなど、ローカルの適切な場所に残っているはずですよ」と、穏やかに助言した。アキラは心底安堵した様子で「ありがとうございます!本当に助かりました!」と返信し、その直後に続いたのが、私の冷静さを打ち砕く一文だった。
「念のため、皆が見やすいように、その認証情報をまとめたファイルをGitHubの公開リポジトリに『パスワード共有用』としてアップロードしました!」
画面を凝視した私は、全身の血が冷えるのを感じた。全世界に向けて、最も守秘性が求められる情報が、まるで掲示板に貼られたメモ書きのように公開されている。
「アキラさん、それは…」声を絞り出すのが精一杯だった。
彼は「これで誰でもすぐにアクセスできるので、管理が楽だと思います!」と、何の悪気もなく笑う。その軽薄な笑顔と、画面に光る公開された機密情報のギャップに、私はただ立ち尽くすしかなかった。
デジタルな世界における「共有」と「公開」の境界線は、果たしてどこにあるのだろうか。
元のスレッド
@hima_engineer: 本当にあった怖い話
外注「DBのパスワード忘れちゃいました」
私「設定ファイル(.envなど)見れば分かりますよ」
外注「ありがとうございます!みんなも見れるようにGithubのリポジトリに『パスワードメモ.txt』で上げておきました」
私「全世界に向けての備忘録」